ポルトクオーレ事務局員の心理学初学者ブログ

臨床心理学総合アカデミア ポルトクオーレ事務局を担当している心理学初心者のブログです。

マインドフルネスセミナー(ボディスキャン編)

マインドフルネスセミナーを受講した感想について書いて行こうと思います。

 

今回はボディスキャンです。

 

ボディスキャンとは感覚を味わうマインドフルネスです。
身体の感覚について、考えるのではなく感じる練習をして、
身体の感覚を「味わえる」ようにし、結果として気づきを得る、というものです。


このワークは仰向けになって行いました。
(横になることに抵抗のある人は座りながらでもいいそうです)

 

目を閉じ、寝転がって、頭の上から足先まで順々に、

意識を少しずつ移動させていきます。

 

ワーク中、目や唇あたりに意識を向けた時に、「ジーン」とする感じがして、
「あ、今ここに意識が集中しているんだな」という感覚を実感できました。
集中していないとすぐにどこかへ行ってしまいそうな、そんな微かな感覚でした。
そして「意識を移動させる」という取り組みは初めてだったので、

ここにも新鮮さがありました。


マインドレスネスは筋肉だけに意識を向けるものではないのですが、
私の場合、肩や胸などは普段筋力トレーニングで意識しているので、
他の部位よりも意識を向けやすいように感じました。

 

当然かもしれませんが、身体には意識しやすい部分と、意識しにくい部分があり、

それに「気づく」こともマインドレスネスによる一つの効果なのかと思いました。

 

私は首回りや腰回りといった普段あまり意識を向けない身体の部分に、
上手く集中することができず、ワーク中に別のことを考えてしまったりもしました。

 

これを「マインドワンダリング」あるいは「マインドレスネス」と言います。
ワーク中も上手く意識を集中できないことはありますが、
それもそれで、「今集中できてないな」「気づく」ことが大切で、
講師の方でさえマインドワンダリングしてしまうことは多々あるようです。

 

私の参加したセミナーではワーク後に、

「気づき」を講師を含めた参加者で共有するのですが、
実際に講師の先生から「今回は○○が気になって上手く集中できませんでした」

と言った感想が出て驚きました。
意識を向けるスキルは一朝一夕で完璧に身に付くものではないことがよく分かります。

 

他の参加者の方の感想を聞いていると、同じワークをしていても、
皆さん感じ方は人それぞれでとても興味深いです。
ある人は周囲の音、ある人は温度、ある人は感覚、ある人は感情・・・
そこには自分には無い発想、視点、感性、様々なヒントがあるような気がしています。
今後もトレーニングを続け、色々なことに「気づき」を得られるようになりたいです。

 

OBPアカデミアのマインドフルネスセミナーでは他にも変わった瞑想でマインドフルネスを学べます。
ご興味がある方は是非参加してみてください。

下記URLから「マインドフルネス」で検索すれば現在実施中のセミナーが見つかります。
https://obp-ac.osaka/event.html


次回も別の瞑想の体験談を書いて行こうと思います。